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色の無い世界

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モノクロ写真が好き。
でも、見るだけ。自分では撮れない。
カメラにもだいぶ慣れてきた頃、何本かモノクロフィルムを入れて撮影してみたことはあったけど。
でも、出来上がった写真は惨憺たるモノ。
モノクロ撮りの先輩方の話では、狙った被写体を見たとき、すでに自分の目はモノクロで被写体を捉えている・・・・と。
RF機のファインダーはクリアで色もとてもキレイに見える。
そうして見える像から頭の中で色を剥ぎ取るわけだ。
人間が得る情報量の80%は視覚によるものらしい。その中で『色』の占める割合は
かなり大きいと思う。インパクトを感じるのは、まず色だと思うから。
一番視覚に訴える『色』のない世界。
「色彩という着飾った衣装を削ぎ落とし、素の姿、その本質を写し出すのがモノクロ」と言った人がいたけど、まさにそのとおりだと思う。
シンプルだからそこ見えてくるもの。
黒と白だけに、細かな階調表現にもこだわってくるだろうし、そうなると、自分で現像・プリントもしたくなるのでしょうね。
デッサン画を仕上げていくような感覚なのでしょうか。
やりだすとはまってしまうのが目に見えているので(笑)、まだもうしばらくモノクロは我慢します。
by varex | 2004-11-08 14:22 | モノクロ写真
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