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エイジ
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『エイジ』重松 清著を読んだ。
少年犯罪が、毎日のように新聞紙上、TVのニュースに踊るこのごろ。
「あー、嫌な世の中になったもんだ。」と呟く私は、嫌な世の中に生きる
「大人」なのだと再認識させられた。
一番難しい年頃と言われる中学生。でも、難しいのは「中学生」だからでは無いのだ。
「子供」が「大人」になるのは、体が大きくなっていくように自然なことではない。
時間がたてば、「大人」になれるわけでもない。
まして、大人が道筋作って、仕立て上げていけるわけでもないんだ。
「近頃の子供は・・・」なんて、大人が勝手に作り上げた虚像に過ぎない。
今の時代に生きている子供たちは、「昔はこうだった。」なんて言われても
わかるわけはないのだ。今の時代しか知らないのだから。
今も昔も、「大人」になるのは自分自身の力しかない。
自分で体験し、考える。そんな時間や機会が多いか少ないか。
そんな違いなんだと思う。
たぶん、今の子供たちだっていろいろ考えている。考えて行動したいはずだ。
そんな機会を与えていないのが「今の大人」「今の社会」
中学生のわが息子と『エイジ』に登場する少年たちを重ねてみる。
「負けてらんねーよ!」我が子も、そう呟いて日々すごしているのだろうか・・・。

私もまたひとつ年を重ねた。まぎれもなく「大人」の年齢。
中学生だった頃の自分の心を思い出そうとしても、浮かばない。
どんなことで泣いたっけ?どんなことに怒っていた?何を見て笑った?
私は自分の力で、ちゃんと「大人」になったのかな・・・。

エイジ
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by varex | 2005-02-26 21:01 |
バグダッド・カフェ
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私の大好きな映画 『バグダッド・カフェ』
荒涼とした砂漠を走る高速道路。その傍らに1軒のドライブイン(モーテル&カフェ)。
黒人女性が主のバグダッド・カフェ。
うだつのあがらない亭主、わがままな娘、モーテルに住み着く風変わりな客たち。
砂漠と同様、うらぶれたカフェ。女主人の心も乾いている。

そんなある日、一人の太った中年ドイツ人女性が客としてやってくる。
はじめは、この場所に似つかわしくないこの白人客をいぶかしがるカフェの人たち。
彼女も、実は深い悲しみを抱いてこのカフェへたどり着いたひとりだった。
彼女は多くを語らない。でも、少しずつ固く閉ざされたスーツケースの荷物を
ほどくように、徐々にカフェの生活に馴染んでいく。
やがて、カフェの人たちも、彼女の行動に少しずつ心をほぐしていく。
彼女は何も言わない。ただ相手の話を聞く。うなずく。相手を認める。
カフェをキレイに掃除していく。美味しいものを作る・・・・。
彼女の風貌そのもののようなおおらかな心で。
彼女を鬱陶しく思っていた女主人も、やがて心を通わせあい、砂漠のようにすさんでいた
心を解き放ち、二人は深い友情で結ばれていく・・・・。

登場人物たちの心の動きとともに、はじめは枯れた砂漠の黄色い色が濃かった映像が
ラストに向かうに連れ、澄んだ深い青へと変わっていきます。
優しさに満ちた深い青へと。
美男美女がひとりも登場しない映画なのだけど(笑)、ラストには、みんなとっても
チャーミングに見えてくる。
見終わって、優しい気持ちになれる。とても素敵な映画です。
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by varex | 2005-02-23 20:20 | 映画
SWEET SEASONS
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どっぷり受験シーズンですね。
あちらこちらでその話題が聞かれます。
我が家も・・・・あと何年もしないでそんな日がやってくるのですね・・・。
少子化の時代とはいえ、納得のいく結果を得られない受験生もいるわけで
本人はもちろん、周りの人たちも、それぞれいろんな想いで過ごしていることでしょう。どんな結果も、これからの人生の礎となるよう、悔いなく過ごしてほしいです。

がんばれ!!

SWEET SEASONS Carle King

Sometimes you win, sometimes you lose
And sometimes the blues get hold of you
Just when you thought you had made it

All around the block,people will talk
But I want to give it all I've got
I just don't want to waste it

Talkin''bout sweet seasons on my mind
Sure does appeal to me
You know we can get there easily
Just like a sailboat sailin'on the sea
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by varex | 2005-02-21 17:11 | モノクロ写真
空の色

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今朝は夜明け前の地震に飛び起きました。
こちらは大した揺れではなかったけど・・・。天災続きの昨今、敏感になります。
そして、朝から冷たい雨。やがて雪に変わりました。
ようやく春めいてきたと思ったら、また凍える寒さ。自然はなかなか厳しいです。
例えばこんな雪の日、カメラを持って外へ出れば、いつもとは違った風景に
間違いなく出会えるはずなんだけど、年を重ねるにつれ「自然の変化」を
楽しめなくなってきている自分が哀しいです。

昔々、私が小学校低学年の頃、どうしても朝顔の花が開く瞬間が見たくて
早起きした記憶があります。
真夏の夜明け頃。5時くらいだったのかな・・・・。起きたけど、既に朝顔は開花;
花が開く瞬間は見られなかったけど、そのときの朝日が昇っていく様、
刻々と移り変わっていく空の色に深く感動したこと、今もはっきり覚えています。
空の色は、昔も今も、私に新鮮な感動を与えてくれます。

大好きな絵本があります。この絵本を開くと、子供の頃に見たあの朝の空を
思い出します。
よあけ
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by varex | 2005-02-16 21:20 | 空写真
アンティーク
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先週、義妹が友達を連れて私の住む街へ遊びにやってきた。
目的は、昨年末新しくできたアンティークショップを見ること。
アンティークショップといっても、ゴシック、バロックのような西洋アンティークではなく、
商品はどれも国産のものらしい。オーナーが自ら買い付けてくるというその商品たち。
国産アンティークといっても、いわゆる骨董とは違って・・・・うーん。説明が難しい;
私には???な世界。古い電球ソケットとか、古い鉄製の事務椅子とか、錆びた薬缶とか・・・
義妹が連れてきたお友達は、その世界ではけっこう有名な方らしく、今流行の『スローライフ』を取り上げた雑誌などにも、取材されたりしてる方。
私も、古いもの・昔のものには魅力を感じるけど、なかなか奥が深い世界なようです。
この前行ったときには、カメラを持っていなかったので、今度はぜひカメラ持参で撮影させていただきたいと思います。
私は溶け込めない世界だけど、exaktaはマッチしそうです(笑)

写真は・・・
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by varex | 2005-02-14 17:31 | モノクロ写真
オペラ座の怪人
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『オペラ座の怪人』を見てきました。
音と色の洪水。音楽と美術(舞台セット・衣装etc)
そのスケールに圧倒されました。

ミュージカル映画は、特に好んで見るジャンルでもなく
舞台版の『オペラ座・・』も未見。
ストーリーも良く知らず、その分先入観無く、のめりこんで見ることができました。
楽曲の素晴らしさは言うまでもなく、キャストの歌もみんなホントに素晴らしかったです。
冒頭シーンのモノクロ画面で、シャンデリアが引き上げられ過去のオペラ座の栄華の時代へとさかのぼっていくシーン(予告でTVでも流れてますね)では、鳥肌立ちました!
ファントム(怪人)にまつわる過去の事件を回想する・・・というカタチで物語は始まるのだけど、
現在をモノクロで、過去をきらびやかな映像で見せる趣向。
過去の忌まわしい事件は、夢か寓話の中の出来事だったかのように、いっそうドラマティックな演出となっています。
舞台版は見たことないので、比較のしようはないですが、舞台を見に行かれない人のためにも映画化したかったのだとか。
納得。舞台を見ているようです。舞台にはないカメラワークでその裏側まで見ているよう。

ただ、ストーリー的にはファントムにもヒロインにも気持ちは同調できず・・・。
ファントムの一途な愛は、あまりにも盲目的。
自分がこれだけ愛情を注いだのだから、相手にも同じ気持ちを求める・・・・。
これでは今で言うストーカーだわ。ま、これまでの境遇からして同情はするけど。
ヒロインも、幼馴染のラウルと、自分を音楽の高みへと導いてくれるファントムとの間で
揺れ動いちゃうわけだけど、ラウルに対しては恋愛感情間違いなし。
でも、ファントムに対しては、(亡父への思慕と重ねたとしても)愛情じゃないでしょ。
自分をオペラ座のプリマへと押し上げてくれる人・・・・。
つまり、恋愛(ラウル)と仕事(ファントム)のどっちを選ぶ?
という選択だったように思うわけです。斜に見すぎかしら(笑)
終盤、マスクをはずしたファントムの顔があらわになるのだけど、恐怖を感じるほどの
醜い顔ではないのですよね。私から見ると。
顔半分は完璧にイイオトコだし。
「その顔を見ても、もう恐ろしいとは思いません。ゆがんでいるのはあなたの顔ではなく心なのだとわかったから。」というヒロインのセリフは、ファントムの心に深く刺さったことでしょう。
もっと早く、そう言ってくれる人がいたならね。ファントムの心も救われたろうに。

とにかく絢爛豪華。スワロフスキーのシャンデリアもすごいし、歌もすごいし、仮面舞踏会のシーンなんか、ホント興奮しちゃいました。
この作品は、絶対音響の良い大きなスクリーンの映画館で見なくちゃダメです!

利用価値のない日々の雑学さま
distan日誌さま
トラックバックさせていただいてます。
オペラ座の怪人については、ホントにたくさんのブログで記事が書かれています。
人気の作品なんですね。

写真は・・・
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by varex | 2005-02-08 22:05 | 映画
つづれおり
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exakta VX + biotar58mm

宮本輝の『錦繍』を読んだ。読み終わって、なぜかキャロル・キングの『つづれおり』
が聞きたくなり、CDが並んだ棚から引っ張り出して聞いた。
「錦繍」と「つづれおり(tapestry)」という似た言葉が重なって、懐かしいアルバム
を聞いてみたのだけど、重なったのは語彙だけではなかった。
キャロルの優しく包み込むような、それでいて力強い歌声、切ない歌詞は
そのまま「錦繍」という小説の中の主人公「勝沼亜紀」と重なる。
もしかしたら、作者宮本輝は、このアルバムを聞いてイメージを膨らませ、
この小説を書いたのではないか・・・・・などと想像してしまうほど。

人は生まれてからその終焉のときまでに、いくつもの出会いと別れがあり、
それらが織重なりあって、人生を築いていく。
出会いはいつも偶然のようだけど、実は偶然の出会いなどなく、どれもみなその人
にとっての必然であり、人生のtapestryを織り成すための糸のひとつなのだと・・・。
今までの出会いのすべてが、私が「今」を生きるための必然で、「みらい」を生きよう
とする私にとっての必然・必要な事象であったのだと・・・・あたらめて思う。

ちょっと哲学的(笑)
小説も音楽も、生きていくためには必ずしも必要なものではないけれど、人生を彩る
ためには不可欠。深いね~、人生とは!(笑)
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by varex | 2005-02-05 11:00
立春
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暦の上では今日から『春』
それでもまだまだ
水ぬるみ・・・とはいかず
山には雪が残り、寒い風が吹いています。
体感的にはまだまだ冬。
ついつい暖かい部屋にこもりがちですが
植物たちには、もう春の訪れを感じることができるのか
暖かな土中から、冷たい外気の中へ
しっかりと顔を出している姿が見られます。
彩り美しく花を咲かせる頃に
またここへカメラを持って散歩しにこよう。

exakta VX + biotar58mm
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by varex | 2005-02-04 09:08 | 散歩写真
残雪
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exakta VX + Biotar58mm

1月15日に降った大雪が、冷たく固まってまだ残っています。
今日は太陽も顔を出し、少し風があったけど良い天気。
だけど、まるで冷凍庫の中。
強力な寒波が日本列島を覆っているようで、日本海側や上越では大雪。
2メートルの積雪なんて想像もできない。
このくらいの残雪があるくらい、このくらいの寒さ、耐えなければならないですね。

先週exaktaで撮った写真ができたのだけど・・・・・。
もう!露出がヒドーーイ。かなり露出オーバーなものが多かったです;
逆光にも弱いです・・・・。
あぁ、いつになったらエキちゃんでまともに写真が撮れるのかしら。
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by varex | 2005-02-02 19:31