『オーケストラ楽器別人間学』
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Exakta vx + Flektogon 2.8/35

  『オーケストラ楽器別人間学』 茂木大輔著/新潮文庫

ふらふらとネットサーフィン中 どなたかのブログで紹介されていた本書。
タイトルからして興味を惹かれる。。
早速 図書館で蔵書を調べるも在庫なし。。。で 帰りに本屋へ寄ったらありました!
文庫本ですから迷わず購入(552円)。

読み始めてみると・・・。口語的文体の多用がちょっとひっかかる。なんというか。。イラッとする(笑)
なんだろうな。こういう文体が好きではないんだな。きっと。
でも 読み進めていくうちに 慣れたのか 作者のもつ文体[リズム]に乗せられたのか
気にならなくなっていったのが不思議。
これも音楽家の作者の計算?テクニック?

本書の内容は オーケストラにおける演奏者とその携わる楽器との関係性。
というと難しそうだが その奏者がその楽器を持つようになるのは生まれや育ちや性格からなどによる必然性なのだ。。などと 誇大な妄想によって書き上げられた人間学(?)。

ようするに オーボエ奏者は選ぶべくしてオーボエを選んでいた!というわけ。
この位置づけが「そんなことあるか!」な理由だったりするのだけど
「でも そうかも。」と思わせてしまうところが 筆者の観察力の鋭さなのかも。
私も学生時代のオケ仲間をひとりひとり思い出し 「当てはまる!」「これは違う!」などと
懐かしい顔を思い浮かべ 自分なりに考察してみた。
もしも身の回りに 楽器をやってる方がいれば この本を読んだあとそっと観察することをオススメします。
今まで気づかなかった真の性格が見えてくるかもしれません。

「有名人による架空オーケストラ」という章があるのだけど ここは爆笑です。
こんなオーケストラがあったら ホントに楽しいだろうな。観てみたい。
意外とすごい演奏しちゃったりするんだろうな。

本書が文庫化されるにあたっての加筆された「弦素、管素とその化合物」という章も大うけ。
この章が私は一番好きかも。
最後の 三谷幸喜氏の解説も笑えます。
オーケストラ楽器別人間学
茂木 大輔 / / 新潮社
ISBN : 4101391319
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写真はいつもの散歩コースで見かけた あるお宅のネコヤナギの樹。
今日 同じお宅の前を通ったら ホワホワの芽からもっと大きな毛虫みたいな葉っぱ?花?が出てました。
あのほわほわのは新芽なの?蕾なの?
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by varex | 2007-03-05 23:49 |
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