初めての一眼レフカメラは借り物のCanon EOS 1000QD。 初心者向けのAF一眼レフだ。 レンズはF1.8の50mm。 全くの初心者の私に、このレンズをつけて貸してくれたTさんにはホント感謝。 もしも、ズームレンズなんかがついていたら、たぶんこんなに写真にはまることはなかったと思う。 大口径で明るい標準レンズ。大きく写したいときは被写体に近づき、全体を写したいときは被写体から離れて撮る。 自分の体を動かして、被写体との距離を決めていくという撮り方は、 のちのち、私がレンジファインダーカメラに惹かれていく最初の一歩だったのですよね。 ま、その話はまた後で。 この一眼レフはカメラもレンズもとってもシンプルで、AFモードでなら コンパクトカメラと全く同じ感覚で撮れる。 はじめはキレイな風景や花なんかを撮っていたけど、そのうち街中の何気ない日常のひとコマや、道端の雑草や、看板や・・・そんなものを撮るようになっていた。 それが、私の写真散歩のはじまり。 とにかく写真を撮ることが楽しくて、いろんなものをバシバシよく撮った、撮った。 そうそう。この頃、フィルムにはネガフィルムとポジフィルム(リバーサル)というのが あることを知ったのです。 (のちに、ブローニーフィルムという存在も知るのですが・・・) 色調再現で言えば、だんぜんリバーサルが上。 私のようなド素人でも、クリアで鮮やかな色彩の写真が撮れる。 でも、私がリバーサルフィルムを使う理由はそれだけではない。 リバーサルフィルムは、フィルムを見ただけで、なにを写したかがちゃんとわかる。 ネガだと、フィルムだけでは何を写したかよくわからない。 プリントすると、整理が大変なので、保管や整理の面でリバーサルの方がずっと楽なのである。(ずぼらな私にはぴったり;) 一眼レフカメラに慣れてくると、カメラについてもちょっとだけ「知りたい」気持ちがおきてくる。 『絞り』ってなんだ? 『被写界深度』ってなんだ? そもそも『一眼レフ』の『レフ』ってなんだ? こんな基本的なことも知らなくても、ちゃんと写真が撮れちゃうんだから、AF一眼レフカメラって優秀だ(笑) でも、優秀すぎるのって、面白みに欠けるってことありますよね? (笑)そうして、マニュアルモードへと足を踏み入れて行ってしまったのでした・・・。 *AF一眼レフカメラ* AFはオートフォーカスの略。カメラが自動的にピント合わせしてくれる。 レフはレフレックスの略。撮影レンズからの光をカメラ内部のミラーで反射させ ファインダーで見ることができる・・・・・ってことかな?(笑) AFに対して、手動でピントあわせをするカメラをMF(マニュアルフォーカス) *レンジファインダーカメラ* 距離計連動式カメラのこと。 カメラボディに距離計を組み込み、レンズの距離リングと連動させてピントを合わせる *絞り* レンズには絞り羽根というのがついていて、(伸縮するアルミの鍋蓋みたいな原理) それを開いたり閉じたり(絞ったり)することによって、フィルムへ送る光量や 被写界深度を調節する。 *被写界深度* ピントが合う前後の範囲。
by varex
| 2004-10-20 22:03
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