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『レディ・イン・ザ・ウォーター』
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BessaR + CS35mm

久しぶりに 映画ネタをこちらで。。。

時間潰しのために入った映画だったので 前知識なし。
ポスターを見た感じでは 「ホラー?サスペンス?」と思ってたのですが。。。
「ファンタジー」でした。それも 今まであまり見たことないタイプ。

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アパートの管理人をしている冴えない中年男性の前に ある日突然「水の精」が現れる・・・
それは 東洋に伝わる古い御伽噺に登場する妖精。
この管理人のまわりで 御伽噺の通りに いろいろなことが起こっていく。
水の精は 近い将来破滅への道を辿るであろう 人間の世界を救うために現れたのです。
そのためには 人間たちの中にいる協力者を探さなくてはならず その協力者たちは
このアパートの住人なのだけど 本人にその自覚はない・・・
謎解きのようにして見つけられていく協力者たち。思い違い 失敗が重なり危機に陥るが
すべての協力者が揃ったとき 奇跡は起きる。。。

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帰ってから いろいろ映画評を見てみたのですが なかなか辛口酷評が多かったですね。
私は・・・案外楽しめましたし 好きなタイプの映画でした。
ハリウッド得意の 特撮目一杯の大げさなファンタジー映画より 
こういうこじんまりしたのが好きです。
舞台はプールつきのアパートだけ。登場人物は総てアパートの住人。
悪者がひとりも登場しなくて(悪い化け物は出てきます)
出てくる住人たちがみな あまり疑うことなく御伽噺を信じて 素直に協力していくのは
「ちょっと~~!」と突っ込みたくなりますが。。
住人すべてが良い人のアパート というのが御伽噺そのものなのかも。

登場人物には あえて様々な人種・国籍の人 病的な個性ある人たちが配されています。
そんな人たちの隣人愛的な姿が 監督の真に意図したところではないかしら・・
などと思ってしまいました。

余談ですけど・・・
この「水の精」を演じたブライス・ダラス・ハワード。
小枝のように細くて色白で流れるような金髪 蒼い瞳・・・・
ずいぶん古い映画ですが 『スプラッシュ』で人魚を演じたダリル・ハンナを思い出してしまいました。

レディ・イン・ザ・ウォーター
by varex | 2006-10-16 06:41 | 映画
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