映画の中のカメラ
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ちょっと映画づいてしまって、このところ続けざまにレンタルして見てます。
*『スクール・オブ・ロック』
30過ぎてもバンドマンとして成功する夢を追いつづけるロック馬鹿の主人公が
ニセ教師として規律厳しい小学校にもぐりこむ。
そこで担当したクラスの子供たちに、ロックを教え込み、コンテストに参加するという話
「レッド・ツェッペリンを知らない?!学校は何を教えてるんだ!」
な~んてマジに小学生相手にロック史を教授したり、ホント笑えます。
最後は「入賞なんて関係ない!俺たちは俺たちの最高の演奏するだけさ!」と
クラス一致団結、ニセ教師との深い絆ができ素晴らしい演奏をする・・・。
というお決まりのストーリー。すごく笑えてホロリとさせられ、エンドロールまで
楽しめるご機嫌ムービー。

*『真珠の耳飾りの少女』
こちらは一転、落ち着いた静かな映画。かの有名なオランダの画家フェルメールが
描いた「真珠の首飾りの少女」(別名:青いターバンの少女)の絵が誕生するまでの話
もちろんフィクションなのだけど、まるでフェルメールの絵の中に入り込んだような錯覚に陥るくらい、映像が美しい。
フェルメールは謎の多い画家だけれど、もしかしたら本当にこの映画のような物語が
この絵の背景にはあるのかもしれない、と思わせてくれます。

さて、フェルメールといえば、レンブラントと並んで「光」を見事に絵画に取り込む画家
として有名ですが、この映画の映像も「光」にすごくこだわって撮られてます。
どのシーンを切り取っても、一枚の絵として成立するような美しさです。
映画のワンシーンで、大きな木箱が登場します。
「カメラ・オプスクーラ」・・・木箱の先端についたレンズから入光して、箱の中に像を写し出す。つまり暗箱。カメラの元祖ですね。
暗箱を覗いて驚く少女に、フェルメールは「光の絵画だよ」と言う。
フェルメールが実際に暗箱を使っていたかはわからないけれど、フェルメールなら
ありえるな、と思います。

カメラが重要な小道具として使われた映画は数多くあるでしょうが、私の中でなんと言ってもはずせないのが、ヒッチコックの『裏窓』足を怪我して動けない主人公(新聞記者だったかな?)が、自宅の部屋から向かいの
アパートの住人を暇つぶしに覗き見していて、殺人(かもしれない)現場を目撃してしまう。
そのときに使われるのが、ものすごい大きな超望遠レンズをつけたexaktaなのです。
当時の報道カメラマンは、こんな使いづらいカメラを使ってたんでしょうかね。
でも、、、映画の中で、(もちろん覗き見だけなのでシャッターは切らないのですが)
カメラのホールドがね、「逆だろ、それじゃ!」と、思わず突っ込みいれちゃいます(笑)
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by varex | 2005-01-26 20:15 | 映画
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